機構では「初年次活動センター」設置の準備を進めています。

 東京大学は「アクション・プラン2007」において、「包括型初年次教育のモデル開発と学習コミュニティの形成」を課題として掲げています。

 教養教育開発機構では、そのための仕組みづくりとして、「初年次活動センター」設置の準備(検討)を進めています。「初年次活動センター」は、教員、職員、学生が上の課題を実現するための協働を行うための組織です。主として、(1)「FRESHSTART@駒場」などセンター独自の事業を行う、(2)学習コミュニティ形成のための活動を行っている学生の自主的活動(サークル活動など)を支援する、(3)大学が展開している様々な初年次事業に関する教員や職員、学生の意見を汲み上げ、改善に資する などの活動を行う予定です。センターは、教員、職員、学生によって運営されます。

 7月6日(金)にそのための準備会(検討会)の第1回を駒場キャンパスにて開催し、機構から2名、学生16名、職員2名が参加しました。→当日の写真

 なお、この取組は、平成19年度からの文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」に現在申請中(審査中)です。

 この取組についてのご意見を奮って、info-komed@adm.c.u-tokyo.ac.jp にお寄せください。


◆ 東京大学の取組の概要(申請中) ◆

取組名称
教養教育の観点からする「学び」の育成支援
−包括型初年次教育の国際標準モデル構築−
申請単位
大学全体(東京大学)
取組担当者
山本 泰
実施期間
平成19年度〜21年度(3年間)
取組の概要

 

 東京大学は国立大学では、(学部1年生、2年生を対象とする)前期課程教育のための部局として教養学部を擁する唯一の存在であり、これまで独自の教養教育の理念を掲げ、教育編成、教育内容、教育方法の面で充実した取組を展開し、日本全国の大学教育のモデルとしての役割を果たしてきた。
 こうした特色を生かして、学部初年次教育の目的である、学生の「学ぶ力」を高めるための独自の取組を多数推進してきており、アカデミックスキル科目の開講などの科目型の初年次教育とは異なる「包括型初年次教育」のモデルとなっている。
  今後は、学生相談所や進学情報センター等で進められている多様な学習支援プログラムを更に拡充するとともに、学生が相互に教えあい、学びあい、支えあう「学習コミュニティ」(Learning Community)の育成事業を展開する。そのために、幅広い教職員と学生の参画を促す「初年次活動センター」を立ち上げ、国際標準のモデル構築を行う。

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