2011年度 後期課程共通科目「社会学理論」

参考文献はここ→参考文献のページ
*************************

期末レポートの提出について
期末レポートの提出期限は、
4年生・他学部生 1月31日(火)
3年生・2年生(内定生) 2月28日(火) です。
提出先:2号館5階国際社会科学専攻事務室
郵送する場合の宛先:
153-8902 目黒区駒場3-8-1 東京大学教養学部 2号館
国際社会科学専攻 山本泰


大学の授業を聞くとは、どういうことでしょうか?

先生の言うことは半分は間違っているかも?というつもりで聞くことです。
私も「間違っていないだろうか?」と常に問い直しながら教えていますが、もう一方で「間違っている」と言ってくれる学生が現れることを心待ちにしています。
大学の学問とは、正解があらかじめない世界でのせめぎ合いです。
皆さんの期末レポートは、そういう検証の機会です。
「よく考えたら違うと思う」、「ほかの事例に当てはめたらうまくいかないのは、定石が間違っているからではないか」などの視点から、よく考えて書いてください。
楽しみにしています。

*************************
宿題を出しました(11月30日)。

 課題は、「<The Times of Harvey Milk (カラー 87分 アメリカ映画 1984年アカデミー最優秀長編記録映画賞受賞)>をじっくり見て、以下の問いに答える」

テーマは4つ。
そのうち、ひとつを選んで、以下のページに考えたことを書き込む。

1)登場人物たちはどのように「社会学的想像力」を行使したと言えるか?
2)
この出来事の主要な局面を社会関係の型の観点から分析せよ。
3)「カムアウト」という行為はどのような社会的な戦略と考えられるか?
4)社会という場の性質を「力=power」に注目して論ぜよ。

 以下の書き込みページにパスワードをかけました。「宿題提出のページ」にアクセするとユーザー名とパスワードを聞かれます。ユーザー名はsociology。パスワードは、以下の問いの答です。[問い] 結合過程の下位類型は、協力、交換、○○です。○○は何でしょう?shinpaiのように綴れば、それがパスワードです。

 12月6日(火)の18時までに掲示板に書き込んでください。20行程度宿題提出のページ

 

2010年度の授業の記録 (柳采延ほか作成)
*********
身近な社会を観察する
  第2回(10月15日)第3回(10月22日)第4回(10月29日)
  第5回(11月5日)
  
社会という場の性質を考える(争い)
  第7回(11月19日)第8回(11月26日)
  第9回(12月3日)
-1第9回(12月3日)-2
  
社会という場の性質を考える(自殺)
  第10回(12月10日)第11回(12月17日)第12回(1月26日)

  第13回(1月28日)

THE SERENITY PRAYER
O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

アメリカの神学者ラインホールド・ニーバー(Reinhold Niebuhr、1892-1971)が、1943年夏にマサチューセッツ州西部の山村の小さな教会で説教したときの祈り。
http://en.wikipedia.org/wiki/Serenity_Prayer
社会学(の私の授業)は、上で言うwisdomの一部でありたいものです。


水曜日3限(8-210教室)

2010年度の授業のページ →こちら