- 2009年4月16日(木) 第1回のゲスト LiLiCoさん(映画コメンテーター)
-
NEDO特別部門が主催する「エコトークショー」の第1回が、学生団体の環境三四郎の協力を得て、4月16日(木)午後6時より、教養学105号館1階の駒場NEDO特別部門ギャラリーにて開催された。 このエコトークショーは、NEDO特別部門の人材育成プログラムの一環として、環境・エネルギー問題に関心を持ち、社会活動等を展開されているアーティストや文化人などを招いて講演していただくものであり、平成21年度より開催が決まったものである。
駒場における授業やシンポジウム等では、環境・エネルギーに研究者等の話を聞ける機会は増えていると言える。したがって、アーティストや文化人の方の環境やエネルギーに対する思いや考え方に触れることによって、環境やエネルギーに対する意識啓発の一助とすることが、本トークショーの位置づけである。 -
第1回のゲストは、テレビや雑誌などで幅広く活躍されている、映画コメンテーターのLiLiCoさん。LiLiCoさんは、環境問題への高い意識をお持ちで、ご自身の祖国であるスウェーデンのライフスタイルである「スローフード」「スローライフ」を実践されている。トークショーでは、最初にLiLiCoさんによる、環境問題を取り扱った映画のベストセレクションを紹介。ここでは、『アトランティス』『アース』『ディープ・ブルー』『皇帝ペンギン』、そして『不都合な真実』の5本が紹介された。
今回のエコトークショーの大きな特徴の一つは、トークショーのナビゲーターに学生が携わったことである。東大先端研の協力研究員でフリーアナウンサーの松本真由美さんのもと、法学部3年の巻島隆雄さん、文科V類2年の石澤祥子さんの二人がトークの進行を担当している。5本の環境映画の紹介のあとは、この学生さん2人によるLiLiCoさんへの質問・インタビューとなった。「スローライフ」や「スローフード」に対する質問に対する答えはもちろん、LiLiCoさんが日本に初来日したのがちょうど18歳の時であったことから、その頃の様子や考えていた将来の夢などについて、お話頂いた。 -
今回のエコトークショーは環境をテーマにした企画であったが、LiLiCoさんのエネルギッシュでユーモアのあるお話に、会場は大爆笑の連続であった。またスウェーデンの方々の環境意識の高さや教育といった環境の話題だけにとどまらず、目標の持ち方といった将来に向けてのメッセージなど、20歳前後の学生たちに対して大きな糧となる貴重な話をLiLiCoさんにはして頂いた。 最後に全員で記念撮影をして、第1回目のエコトークショーは終了した。