実施計画(平成20年度)

平成20年度

平成19年度の取組内容を継続し、平成20年度では以下の計画に沿って事業を推進します。

  1. ICT活用アクティブラーニング授業科目の開発と実施
    • 19年度に開発したWeblogシステムを活用した文系授業を1〜2クラス開講します。授業では、NHKアーカイブスの映像を利用した問題探索、学生による実地調査・文献調査、Weblogを利用した調査の記録、専門家等からのコメント、報告書の作成などの、探索-調査-分析-評価-統合のプロセスから構成されるICTを活用したアクティブラーニング型授業を実施します。
    • 19年度に開発した実験映像アーカイブス、生命科学シミュレータ等を利用した授業科目「生命科学(動物科学・植物科学・生命科学基礎)」を1クラス開講します。各授業では、(i)ハンズ・オン実験、(ii)実験映像アーカイブス、(iii)生命科学シミュレータ等によるグループ別学習の後に、学生が相互に学習内容を教授し合い、クラス全体で統合的な内容の理解を目指す「ジグソー法」を試みます。また、実験映像アーカイブス、生命科学シミュレータのシステムを継続して開発・改善します。
    • 19年度から継続して、授業科目「Critical Writing Program」を6クラス開講します。19年度に開発した映像コンテンツを用い、主体的な調査・研究を含む、より進んだ授業モデルも試行します。例えば、課題探索の要素を含んだ英語ビデオ・クリップの視聴、その内容に基づく問題策定と文献調査など、課題設定と分析・解決のプロセスをCritical Writingと結合させた、より実践的な学習内容をもつ授業を設計します。
  2. ICT活用アクティブラーニング授業科目の評価と改善
    各授業の形成的評価を実施します。授業活動の記録、学生の学習結果、授業に対する主観的評価等の結果を総合し、授業モデルの包括的な評価を行うと共に、改善策を提示します。
  3. ICT活用アクティブラーニング授業の公開と普及
    本事業で開発・実施した授業モデルや教育コンテンツを他大学等に公開するために、7月〜9月の期間に「サマー・インスティチュート」を開催し、モデル公開授業と授業設計ワークショップを実施します。
  4. シンポジウムの開催・成果の取りまとめ
    年度末にシンポジウムを実施し、平成20年度の形成的評価を経て、平成21年度の事業展開を公表します。また、平成20年度の成果報告書を刊行します。

実施報告

 

09/03/31平成20年度の現代GP成果報告書作成
  平成20年度の現代GP成果報告書を作成しました。
成果報告書
09/02/17現代GP シンポジウム 2009 開催の報告
 2009年2月20日(金)に東京大学現代GP シンポジウム 2009 「アクティブラーニングのための学習空間を創る」を開催いたしました。開催報告
08/09/18現代GP KALSサマーキャンプ開催の報告
 9月16日(火)に東京大学現代GP KALS サマーキャンプ2008を実施しました。23名の方々にご来場いただきました。 [開催報告]
 発表資料
趣旨説明 [PDF:2661KB]
栗原一貴資料 [PDF:2167KB]
佐藤弘毅資料 [PDF:1065KB]
益川弘如資料 [PDF:11983KB]

08/07/16Rob Reilly氏講演会の報告
 7月12日(土)にRob Reilly氏を迎えて講演会を実施しました。約20名の方々にご来場いただきました。発表資料 [PDF:962KB]

08/07/037月12日(土)16:00-17:30 Rob Reilly氏講演会開催のお知らせ
 米国・IEEE(米国・電気電子学会) Education SocietyのChairを勤めているRob Reilly氏が訪日されます。本取組として、大学教育におけるICT活用の教育方法について講演会と意見交換を行います。

主催:東京大学教養学部附属教養教育開発機構
日時:2008年7月12日(土) 16:00-17:30 (講演60分,質疑30分)
場所:東京大学 駒場Tキャンパス 17号館2階 KALS 地図
講演者:Rob Reilly氏
講演内容:大学教育におけるICTを活用した教育方法
使用言語:英語
参加方法:参加費無料、申込不要

 Rob Reilly氏は、IEEE(米国・電気電子学会) Education SocietyのChairとして活躍している。University of Massachusetts, Amherstで教育工学の学位を取得後、University of Massachusetts, Amherst, University of Memphis, MIT Media Labでaffective/cognitive learning theoryについて研究と実践を行ってきた。 チラシ[PDF:1188KB]
08/06/25平成20年度第1回現代GP外部評価委員会開催
 本日、平成20年度第1回現代GP外部評価委員会を開催しました。今後の取り組みの方向性、評価の方法、成果のまとめ方などについてご意見、ご助言をいただきました。

Copyright (c) 2008 The University of Tokyo. All Rights Reserved.