平成21年8月25日(火)に、KALSにて、「東京大学現代GPサマーインスティチュート2009」を実施しました。本イベントは、これまでのKALSの取組みについて、モデル授業の概要や実施上の課題や工夫などをお伝えし、次に、参加者自身の関係する授業に関して、アクティブラーニング型の活動の導入を計画していただくというワークショップを行うものでした。大学教員、大学職員、大学院生、社会人など19名の方にご参加いただきました。
はじめに、主催者である西森より、本イベントの企画趣旨とともに、KALSの設備紹介や展開されている授業の紹介を行いました。
次に、参加者全員に簡単な自己紹介を行っていただきました。みなさま、新しい授業の方法として、アクティブラーニングへの高い関心をお持ちのようでした。
現在、日本の大学教育では、アクティブラーニング、ラーニングコモンズなどのキーワードを中心に、学生の主体的な学習活動の支援に主眼をおいた、ICTを活用したフレキシブルな教室・学習空間の構築への関心が高まっています。しかしながら、学生の主体性を支援するという方向は、従来のシステムからの大きな転換も含んでおり、新たな空間を準備した上で、実際の教育活動をどう設計し、運用していくかなど、未知の課題を生み出しています。
東京大学KALSでは、2007年度秋より、現代GPの支援を受け、ICTを活用したアクティブラーニング型のモデル授業の開発に取り組んでおり、教養教育でのアクティブな学習活動の実践や、それを支えるためのツールの整備や運用ノウハウの蓄積などを行ってきました。今回、この現代GPの事業の一環として、サマーインスティチュート 2009を実施します(昨年度のイベントの様子はこちら)。
本イベントでは、まず、これまでのKALSの取組みについて、モデル授業の概要や実施上の課題や工夫などをお伝えしたいと思います。次に、参加者自身の関係する授業に関して、アクティブラーニング型の活動の導入を計画していただき、そこにICTやフレキシブルな学習空間がどのように活用できるのかなどを検討するワークショップを行いたいと思います。
このイベントを通して、全国の大学で同様の課題に取り組む人々の間での情報交換を活性化し、学生の主体的な学習を支援できるような大学教育の変革に向けて課題を整理できればと思います。
東京大学 現代GP サマーインスティチュート 2009
主催:東京大学 教養学部、情報学環、大学総合教育研究センター
共催:東京大学教養学部附属教養教育開発機構
日時:2009年8月25日(火)13:00-17:30
場所:東京大学 駒場キャンパス 17号館2階駒場アクティブラーニングスタジオ
東京都目黒区駒場3-8-1
京王井の頭線「駒場東大前」下車徒歩5分
参加対象
・全国の大学教職員のみなさんや、小中高の先生がた、その他この分野に関心のある方
・本企画では、ワークショップで実際に授業案を計画していただきますが、もし特に自分で計画するべき授業案がないようでしたら、その旨、申込みフォームにお書き下さい。その場合は、他の人とグループを組んで一緒に計画していただくなどの参加の仕方をしていただければと考えています。
申込方法
・終了しました。
・申込みウェブフォーム
・参加無料、ただし事前登録制(定員40名 / 残席があれば当日参加も可能です)
13:00〜13:30 | 受付開始 |
13:30〜14:00 | 企画説明・自己紹介 |
14:00〜14:30 | 【講義】KALSにおけるアクティブラーニング型の授業づくり |
14:40〜16:30 | 【ワークショップ】アクティブラーニング型授業づくり |
16:30〜17:30 | ディスカッション |
東京大学教養学部教養教育開発機構 現代GP
email : gp@kals.c.u-tokyo.ac.jp
tel : 03-5465-8204
担当者:西森・林
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